ピルはエストロゲンとプロゲステロンが含まれる錠剤

ピルには錠剤という意味がありますが、通常はエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれる経口避妊薬のことを示します。副作用の原因が主にエストロゲンにあったため、含有量を50㎍まで減らした中用量ピルが開発されて普及しました。さらにエストロゲンを50㎍未満に抑えたのが低用量ピルで、現在避妊用によく使われているのがこちらです。低用量ピルのエストロゲンの用量は、20~40㎍です。
エストロゲンは、プロゲステロンの作用を強める働きがあるため、低用量ピルでは、エストロゲンの用量を減らす代わりにプロゲステロンの量を増やしました。これが第一世代低用量ピルで、プロゲステロンの量を抑えるために新たに開発された黄体ホルモン剤を使ったのが第二世代です。第二世代で出現したアンドロゲン作用を抑えた黄体ホルモン剤が開発され、第三世代が販売されています。第二世代では、アンドロゲン作用に対抗するために、ホルモンの量を2段階、3段階に変化させています。
低用量ピルには、1シートに21錠の錠剤が入ったタイプと28錠入ったタイプがあります。28錠タイプは、最後の7錠が薬の成分が入っていない錠剤です。いずれも、生理の1日目から服用し始めて、21錠タイプは1シートの服用が終わったら、7日間薬を休みます。28錠タイプは、1シートの薬を服用し終えたら、薬を休まずに、次のシートを始めます。
ピルの服用で注意したいのが、毎日同じ時間に服用することです。体内のホルモン環境を一定にするために、時間をずらさずに服用することが大切です。2相性、3相性のように成分が変化する製品もあるので、シートに記載されている順番通りに、1番から順に飲んでいきます。